当サイトでは、大正の時代、東京の少年少女たちが、
イタリア人飛行士たちに贈った絵画と書について紹介いたします。
1920年(大正9年)「ローマ東京間飛行」を成功させた
イタリア人飛行士たち、彼らの成し遂げた世界初の偉業をたたえ
日本の皇后から、パイロットを介して、イタリアの王妃に2冊の記念帖が贈呈されました。
現在、この2冊の記念帖は、パイロットの子孫であるフェラリンファミリーとローマ近郊のイタリア空軍歴史博物館に大切に保存されています。
この記念帖は100年前にイタリアに渡って以来、日本では一度も公開されたことがありません。
記念帖には、当時の東京の小学生約20万人の中から選ばれた優秀作品、7歳から15歳までの少年少女たち(およそ明治38年から大正3年生まれ)の絵と書が計166点収録されています。
当時の日本の小学校の図画と書道教育の内容をうかがい知ることができ、子どもたちの非常に優れた美的感覚と高い技量に驚かされます。
当サイトでは、二つの世界大戦や関東大震災の激動の時代を生きた、これらの作者とご子孫をつなげ、ファミリーヒストリーを発掘し、埋もれかけた貴重な近代の歴史を紡ぎ継承してゆくことを目的としています。
これらの作者のお名前にお心あたりがございましたら、ぜひとも情報をおよせください。